5月31日公開、『GODZILLA キング・オブ・モンスターズ』を観てきました。
今回はこの作品の感想・レビューを書いていきます。
※若干のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意を!
この機会に是非チェックを!
今作はどんな作品?
”あの頃”のゴジラ映画的作品
前作『GODZILLA』(ギャレゴジあるいはレジェゴジ)はモンスタースリラー的要素が強い作品でした。
マグロ食ってるゴジラよりはるかに逞しい肉体を持っていたレジェゴジ君。そんな彼とバチバチにやりあったムートー君(ちゃん)。
怪獣プロレスもありましたが
「もっとやってくれ!」
と言いたくなった前作。
今作は怪獣プロレス要素が7割8割!
やった~!待ってました!怪獣同士が時間いっぱいバチバチやり合う映画!
人間ドラマ?なんですかそれは?正直今作の人間ドラマはあんまり良くないです。
でも怪獣パートは最高なんです!怪獣ドラマを観ろって話ですよ!今作は!!
つまり、なにが言いたいかと言うと、今作は「”怪獣プロレス”中心だったあの頃のゴジラ映画」なんです!
『GODZILLA キング・オブ・モンスターズ』は面白い?
ムッチャ面白い! ハリウッドスケールで描かれる”怪獣プロレス”に痺れろ!
何度も言ってますが”怪獣プロレス”が本当に最高なんです。
しかもハリウッドスケールで怪獣同士がバチバチにやり合うんですよ。このヤバさ伝わりますか。
今回登場する怪獣はGODZILLA・モスラ・キングギドラ・ラドン。
あと世界各地で怪獣が。
膨大なマネーをプールしてCGで描かれる各怪獣、本当に神々しいんですよ。
作中でゴジラが”守護神”として語られていたり、他の怪獣も生物の”王”として位置づけられていたり、信仰の対象物のような存在でした。
いや!だから神々しく思えたんだな!うんなるほどな!と納得できる感じ。
素直にカッコ良いと思えるCGとエフェクト。マジで痺れます。
人間ドラマは期待するな!
既に書きましたが、人間ドラマは微妙でした。
人智を超える発明をしてしまった最強無能ママ、ゴジラのマブダチになっちゃったパパ、最悪の環境で育ってしまった娘。
ゴジラを理解しようとせず、人類の脅威と捉えて一早く消し飛ばそうとする軍。
そしてエンドロール明けのラストシーンぐらいしか見せ場がないテロ組織さん。
人間側がマジで渡辺謙くらいしかまともな人間が居ないんですよ。
展開はベタベタです。
ベッタベタなので省略します…。
人間ドラマはあんまり評価良くないんですけど、個人的に芹沢博士の例のシーンとママの例のシーンは普通に興奮しましたね。
『GODZILLA キング・オブ・モンスターズ』の見どころって?
要所要所で見られる”過去作へのリスペクト”
「あ~!そうそう!ゴジラと言えばこれね!」
みたいな展開がわりと多くあります。
過去作へのリスペクトを感じられるものが結構あるので最高なんですよ。
例えばモスラとゴジラの関係。
作品によって対立関係にあったり、支援する関係にあったりと色々ありますが、個人的には『ゴジラFW』の支援関係が一番印象に残ってます。
地球の守護神を支えるぜ!みたいな。
今作ではGODZILLAが完全に地球の守護神として描かれています。
じゃあモスラは?モスラは何と”女王”。マジでゴジラを支える役割を担ってます。
色々あってゴジラにパワーを送り込むシーンがあるんですけど…最高です
他にもあります。
終盤、ゴジラが”あの状態”になります
ああ!!そうそう!これしかないよな!!っていう。
あの状態になったら見た目もアレになるよね!うーん!最高!って感じ!
もはや無敵ですよ。永遠のライバルであるキングギドラと、文字通りバチバチにやり合いまくるあのシーン。最高過ぎる。
感情豊かな怪獣たちに癒されよう!
過去作(日本の方)では着ぐるみ中心だったので、細かい感情表現は難しかったと言えます。
CGメインになった今、怪獣たちの細かい表情筋の動きまで表現することが出来るようになったので、彼らがどんなことを考えながら行動しているのか、深く理解できるようになってます。
また、怪獣たちの感情がダイレクトに伝わってくるので、こっちの感情も揺さぶられます。感動します。
何より人間と怪獣の感情がシンクロした瞬間。これがたまらないんですよ。
あとモスラ。可愛いです。幼虫の状態も出てくるんですけど、お茶目です。可愛い。
この怪獣が感情をむき出しにする演出は、モンスターバースの特徴かもしれませんね。
『髑髏島』のキングコングも、かなり感情をむき出しにしてましたし。
無機的な空想上の存在ではなく、感情表現を豊かにすることで、あたかも実在する生物かのように思えてくる。
よりリアリティが増して良いなぁと思います。
劇場で”王の帰還”を見届けよう
日本においては、『シン・ゴジラ』の大ヒットが記憶に新しいと思います。
あの作品は初代ゴジラへのリスペクトと、災害の擬獣化、パニック映画的側面、現代社会への問いかけ等々、様々な要素を含んだ最高の作品でした。
ただ、対立する怪獣は登場せず、あくまで「災害」に対して人間はどう向き合うべきなのか、ひたむきに描き続ける映画でした。
そのため、怪獣プロレスをガンガンにやりまくる、あの頃のゴジラの”帰還”に期待する声も少なからずあったはずです。
今回はまさに”王の帰還”
あのゴジラ映画。怪獣娯楽映画。
勿論『シン・ゴジラ』も最高なんです!最高なんですけど!
今作の『キング・オブ・モンスターズ』も最高なんです。
過去のあの作風が現代版に整えて、満を持して登場!って感じ。
本当に最高なので、王の帰還を劇場で見届けましょう。劇場の爆音音響で彼らの鳴き声を聞きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今作『キング・オブ・モンスターズ』は
- 過去作へのリスペクト満載!
- 怪獣同士がバトル!バトル!バトル!
- 人間ドラマ…?怪獣ドラマ見ろ!
と誰でも楽しめる最高の怪獣娯楽映画になってます!
過去作未履修でも全然問題無いので是非劇場へ!
☆ 過去作が気になった方は是非チェックを!